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筋肉だけじゃない!?脳機能を活用した姿勢改善の科学的アプローチ

脳について書いた記事の画像

こんにちは!

BEYOND恵比寿店店長の堀内です!

この記事をご覧いただいている方へ。

この記事をご覧いただいている皆さまは、健康面に気を使い、食生活や運動習慣の見直し、フィットネスジムに通われている。もしくは、入会等をご検討されている健康意識の高い方々ではないでしょうか?

実際に、厚生労働省が、健康づくりのための身体活動基準・指針を作成し、生活習慣病予防のための運動を推進しています。

また、日本政策金融公庫が発表した消費者動向調査(令和3年7月)では、運動面や食に関する志向で、“健康志向”の方が多く年々と増加しています。

より皆様が、健康的で充実した人生を歩めるよう、誠意を込めて記事を執筆いたしましたので、どうか最後までご覧ください。

<その他資料>
スポーツ庁の資料(新型コロナウイルス感染症の流行による国民のスポーツへの参画状況や意識の変化、健康状態等に関する調査研究(令和2年度))では、コロナ終息後のパーソナルトレーニングジムの利用者数は急増中。
経済産業省の『特定サービス産業動態統計速報』の結果でも、フィットネスジム並びに、パーソナルジム利用者は数多くいらっしゃいます。

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目次

はじめに:なぜ姿勢改善に脳が重要なのか

「姿勢を良くしたい」と思ったとき、多くの人は筋トレやストレッチを思い浮かべるでしょう。しかし、実は姿勢の根本的な改善には、筋肉や骨格だけでなく「脳の機能」が深く関わっています。

良い姿勢を保つということは、単に背筋を伸ばすことではありません。重力に対して体を適切に配置し、バランスを保ち、必要に応じて素早く調整する——これらすべてを統括しているのが、私たちの脳なのです。

本記事では、前庭機能や小脳をはじめとする脳の各機能が姿勢制御にどう関わっているか、そしてそれらを活用した科学的な姿勢改善法について詳しく解説します。

第1章:姿勢制御における脳の役割

脳の画像

姿勢を保つための3つの感覚システム

私たちが無意識に姿勢を保てるのは、脳が常に3つの感覚情報を統合しているからです。

1. 前庭覚(前庭系)- 重要度40%
内耳にある前庭器官から、頭部の位置や動き、重力方向の情報を受け取ります。姿勢制御において最も重要な感覚系です。

2. 視覚 – 重要度30%
目から入る情報で、周囲の環境や体の位置を把握します。視線の安定化にも関わります。

3. 体性感覚(固有受容覚)- 重要度30%
筋肉や関節、皮膚からの情報で、体の各部位の位置や動きを感じ取ります。

これら3つの情報は脳で統合され、最適な姿勢制御が実現されます。一つの感覚が低下すると、他の感覚で代償しようとしますが、それが慢性的な姿勢不良や疲労につながることがあります。

脳内の姿勢制御ネットワーク

姿勢制御には、脳の複数の領域が協調して働いています。

前庭神経核(脳幹)
前庭情報を最初に受け取り、即座に反射的な姿勢調整を行います。転倒を防ぐための素早い反応を担当します。

小脳
姿勢制御の「司令塔」として、すべての感覚情報を統合し、運動を微調整します。バランス能力の中心的役割を果たします。

大脳基底核
姿勢筋の緊張を自動的に調整し、滑らかな動きを実現します。習慣的な姿勢パターンもここで管理されています。

大脳皮質
意識的な姿勢制御や、新しい動作の学習を担当します。運動野、体性感覚野、視覚野などが連携します。

これらの脳領域が正常に機能し、連携することで、私たちは重力に抗して立ち、歩き、複雑な動作を行えるのです。

第2章:前庭機能と姿勢改善

姿勢の画像

前庭系の仕組みと重要性

前庭系は内耳に位置し、「三半規管」と「耳石器」から構成されています。

三半規管
3つの異なる方向に配置された管状構造で、頭部の回転運動を検知します。前後・左右・回旋の動きをそれぞれ感知し、脳に情報を送ります。

耳石器(卵形嚢と球形嚢)
重力の方向と直線的な加速度を検知します。頭が傾いているか、まっすぐかを判断する上で重要です。

前庭系からの情報は、脳幹の前庭神経核に送られ、即座に以下の3つの反射を引き起こします。

前庭眼反射(VOR)
頭が動いても視線を安定させる反射。これにより、歩きながらでも周囲がブレずに見えます。

前庭脊髄反射(VSR)
頭部の動きに応じて、体幹や四肢の筋肉を即座に調整し、バランスを保ちます。

前庭頸反射(VCR)
頭部と体幹の関係を適切に保つための反射です。

前庭機能低下が引き起こす姿勢の問題

前庭機能が低下すると、さまざまな姿勢の問題が生じます。

頭部前方位(ストレートネック)
前庭情報が不正確だと、視覚に過度に依存するようになります。その結果、顎を突き出して前を見ようとする姿勢が習慣化します。

ストレートネックになっている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
PCやスマホを使う時間が長い現代社会ですと視覚に依存してしまう環境にあります。
デジタルデトックスの時間を設けることも大切ですね。

体幹の不安定性
バランス感覚が鈍ると、安定を求めて重心を下げようとし、猫背や膝を曲げた姿勢になりがちです。

バランス能力が低い、体幹が弱いと思っている方は実は運動神経だけが原因ではないかもしれません

左右非対称な姿勢
片側の前庭機能が低下すると、無意識に体が傾き、骨盤の高さや肩の位置に左右差が生じます。

首・肩の過緊張
前庭機能の代償として、首や肩の筋肉で頭部を固定しようとし、慢性的なこりや痛みにつながります。

前庭機能を活性化する実践トレーニング

前庭機能は適切なトレーニングで改善可能です。以下、段階的なプログラムを紹介します。

レベル1:前庭-眼反射のトレーニング

1. 固視トレーニング

  • 1メートル先に目標物を置く
  • 頭をゆっくり左右に動かす(30秒)
  • 目標物から視線を離さない
  • 1日2セット

2. スムーズパーシュート

  • 腕を伸ばして親指を立てる
  • 頭は固定、目だけで親指を追う
  • 親指をゆっくり左右上下に動かす
  • 各方向20回

レベル2:頭部運動トレーニング

1. 頭部回旋

  • 椅子に座り、正面を向く
  • 頭だけをゆっくり左右に回す
  • 左右各10回、1日3セット

2. 頭部傾斜

  • 頭を左右に傾ける(耳を肩に近づける)
  • 各方向5秒キープ
  • 左右各5回

3. 頭部屈曲・伸展

  • 頭を前後に倒す
  • ゆっくりとした動作で
  • 前後各10回

レベル3:動的バランストレーニング

1. 立位でのバランス

  • 足を揃えて立つ
  • 目を開けて30秒 → 目を閉じて30秒
  • 徐々に時間を延ばす

2. タンデムスタンス

  • 前後に足を一直線に並べる
  • 30秒キープ
  • 左右の足を入れ替えて実施

3. 片足立ち

  • 片足で立ち、30秒キープ
  • 慣れたら目を閉じて挑戦
  • さらに頭を動かしながら実施

レベル4:複雑な動き

1. ターンウォーキング

  • 歩きながら頭を左右に回す
  • 視線は進行方向を見ない

2. 8の字歩行

  • 床に8の字を描いて歩く
  • 頭を動かしながら実施

これらのトレーニングは、前庭機能を段階的に刺激し、姿勢制御能力を高めます。重要なのは、めまいを起こさない範囲で少しずつ負荷を上げていくことです。

第3章:小脳の統合機能を活用した姿勢改善

脳の画像

小脳:姿勢制御の司令塔

小脳は脳全体の10%の体積しかありませんが、脳全体のニューロンの50%以上が集中している、極めて高性能な情報処理器官です。

小脳の主な機能は以下の通りです。

運動の協調性
複数の筋肉を適切なタイミングで、適切な強さで動かすための調整を行います。

バランスと姿勢の制御
前庭情報、視覚情報、体性感覚を統合し、最適な姿勢戦略を選択します。

運動学習
反復練習によって動作を自動化し、意識せずとも正しい姿勢や動きを実現できるようにします。

予測制御
過去の経験から、次に必要な動作を予測し、先回りして筋肉を準備させます。

小脳機能低下と姿勢の関係

小脳の機能が低下すると、以下のような姿勢の問題が現れます。

動作のぎこちなさ
筋肉の協調性が失われ、動きが不自然になります。姿勢の切り替えもスムーズにできなくなります。

ふらつき・よろめき
バランス能力が低下し、立位や歩行が不安定になります。

姿勢保持の困難
長時間同じ姿勢を保つことが難しくなり、すぐに疲れてしまいます。

微調整の欠如
姿勢の細かい修正ができず、徐々に崩れた姿勢になっていきます。

小脳を活性化する実践プログラム

小脳機能を高めるには、複雑で新しい動作への挑戦が効果的です。

基礎編:協調性トレーニング

1. 対側パターン

  • 右手と左足を同時に動かす
  • 左手と右足を同時に動かす
  • 立位または四つ這いで実施
  • 各10回 × 3セット

2. デッドバグ

  • 仰向けで手足を上げる
  • 対角の手足を同時に下ろす
  • 体幹を安定させたまま
  • 10回 × 3セット

3. バードドッグ

  • 四つ這い姿勢
  • 対角の手足を伸ばす
  • 体幹が回転しないように
  • 各側10回 × 3セット

応用編:バランス統合トレーニング

1. 不安定面でのスクワット

  • バランスディスクやクッションの上で
  • ゆっくりとしたスクワット
  • 10回 × 3セット

2. 片足デッドリフト

  • 片足立ちで上体を前傾
  • 反対の足を後ろに伸ばす
  • バランスを保ちながら
  • 各側8回 × 3セット

3. ボールキャッチ with バランス

  • 片足立ちまたは不安定面で
  • パートナーとボールをキャッチ
  • 予測と反応の統合

発展編:複雑な動作パターン

1. リズムステップ

  • 音楽に合わせてステップ
  • パターンを変化させる
  • 前後左右、回転を組み合わせ

2. ダンスムーブメント

  • 簡単な振り付けを学ぶ
  • 上半身と下半身の協調
  • 新しい動作への挑戦

3. 太極拳・ヨガフロー

  • ゆっくりとした流れる動き
  • バランスと協調性の統合
  • 呼吸との同期

認知課題を加えたデュアルタスク

小脳は認知機能とも密接に関わっています。体を動かしながら頭も使うことで、より高度な統合が促されます。

1. 計算しながら歩く

  • 100から7ずつ引き算
  • バランス課題と同時に

2. しりとりしながらバランス

  • 片足立ちでしりとり
  • 注意の分散トレーニング

3. 色分けステップ

  • 異なる色のマーカーを置く
  • 指示された色だけを踏む
  • 反応速度と選択的注意

第4章:その他の脳機能を活用した姿勢改善

大脳基底核:姿勢の自動化

大脳基底核は、習慣的な動作パターンを管理しています。良い姿勢を「習慣化」するには、この部分の機能が重要です。

習慣化のための実践法

1. 定時姿勢チェック

  • 1時間ごとにアラーム設定
  • 姿勢を確認して修正
  • 3-4週間継続で自動化

2. トリガー設定

  • 「椅子に座る=背筋を伸ばす」
  • 特定の動作に姿勢修正を紐づけ
  • 条件反射的な良い姿勢

3. リズミカルな運動

  • 音楽に合わせた運動
  • 大脳基底核はリズムに敏感
  • ダンス、ウォーキングなど

体性感覚野:身体認識の向上

自分の姿勢が今どうなっているかを正確に認識できなければ、改善のしようがありません。体性感覚野を活性化することで、ボディアウェアネスが向上します。

感覚入力を高める方法

1. ボディスキャン

  • 仰向けで全身の感覚を観察
  • 足先から頭まで順に意識
  • 1日5-10分

2. 触覚刺激

  • フォームローラー
  • マッサージボール
  • 皮膚への様々な刺激

3. 目を閉じた姿勢練習

  • 視覚情報を遮断
  • 体性感覚だけで姿勢を把握
  • バランス能力も向上

前頭前野:意識的コントロール

前頭前野は注意、集中、計画を司ります。姿勢改善の初期段階では、この部分を活用した意識的な取り組みが必要です。

意識的姿勢改善の実践

1. マインドフルな姿勢観察

  • 鏡の前で姿勢を観察
  • 左右差、傾きを認識
  • 判断せず、ただ観察

2. 目標設定と記録

  • 具体的な姿勢目標を設定
  • 写真や動画で記録
  • 週1回の進捗確認

3. 環境設定

  • デスクの高さ調整
  • 鏡の配置
  • リマインダー設定

第5章:統合的アプローチの実践プログラム

脳の各機能を統合的に活用する、包括的な姿勢改善プログラムを提案します。

4週間集中プログラム

第1週:感覚入力と意識化

  • 毎日:ボディスキャン 10分
  • 毎日:前庭トレーニング レベル1
  • 隔日:触覚刺激(フォームローラー)

第2週:基礎的統合

  • 毎日:前庭トレーニング レベル2
  • 毎日:小脳トレーニング 基礎編
  • 毎日:姿勢チェック(1時間ごと)

第3週:動的統合

  • 毎日:前庭トレーニング レベル3
  • 隔日:小脳トレーニング 応用編
  • 毎日:デュアルタスク 10分

第4週:習慣化と発展

  • 週3回:前庭トレーニング レベル4
  • 週3回:小脳トレーニング 発展編
  • 毎日:日常動作への統合

日常生活への組み込み方

朝のルーティン(5-10分)

  1. ボディスキャンで体の状態確認
  2. 前庭トレーニング レベル1-2
  3. 鏡で姿勢チェック

日中のワーク(随時)

  1. 1時間ごとの姿勢チェック
  2. デスクで座位バランス練習
  3. 階段利用時にバランス意識

夜のルーティン(10-15分)

  1. 小脳トレーニング
  2. ストレッチと感覚入力
  3. 一日の姿勢を振り返り

1日10分だけでも継続していくことが大切なので習慣にしていけるようにコツコツ積み重ねていきましょう。

結論:脳から変える姿勢改善の未来

姿勢改善というと、従来は筋力強化やストレッチが中心でした。しかし、姿勢は本質的に「脳がコントロールするもの」です。前庭機能、小脳、大脳基底核、感覚野——これらの脳機能を理解し、適切に刺激することで、より根本的で持続的な姿勢改善が実現できます。

脳機能アプローチの利点

  1. 根本的な改善:表面的な筋肉だけでなく、制御システムから変える
  2. 持続性:神経回路が変化するため、効果が長続きする
  3. 総合的な向上:姿勢だけでなく、バランス能力や運動機能全般が改善
  4. 予防効果:転倒予防、認知機能の維持にもつながる

脳は可塑性を持ち、何歳からでも変化できます。適切な刺激を与え続けることで、神経回路は再構築され、新しい姿勢パターンが形成されます。

あなたの姿勢を変えるのは、筋肉ではなく脳なのです。今日から、脳機能を活用した新しい姿勢改善にチャレンジしてみませんか?

トレーナー目線での見解・まとめ

今回は脳、特に前庭や小脳について解説してきましたが、一見関係なさそうに見えてとても重要な部分だと考えています。
もちろん、日常生活が原因で姿勢が悪くなっていることも原因の一つですがその日常生活による姿勢のエラーを脳が正しい姿勢と認識してしまっていることがよくないことなので今回説明してきたことに加えて筋肉の柔軟性や筋力、体の使い方を練習することも大切になってきます。

脳に学習させて姿勢改善を行なってトレーニング効率を上げること、腰痛や肩こりなど体の不調を治すことを目的に今日覚えたことを実践していきましょう。

お問い合わせはこちらから!

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BEYOND恵比寿店

〒150-0022

東京都渋谷区恵比寿南2丁目19−7VORT恵比寿dual’s404

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この記事を書いた人

全国160店舗以上構えるBEYONDジムの恵比寿に店舗を構えるBEYOND恵比寿店です。
オープンから8年目を迎え多くのお客様にご愛顧いただいており有益な情報をお伝えできればと思います。

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